
にんじん栽培記|プランターで「紅かおり」を種まきから収穫まで育てました(2025-2026)
2025-10-182026-09-07ベランダのプランターでにんじん「紅かおり」を種から栽培。休眠打破・間引き・追肥・収穫と、根も葉も食べるまでの記録です。
- 🔰にんじんの発芽と育成の基本
- ❄️ 2025年9月20日~:種子の「休眠打破」
- 👀 2025年10月2日:ついに根が出ました!
- 2025年10月4日:植え付け
- 土の準備
- 播種手順
- 🌱 2025年10月7日:発芽!
- 🌞 2025年10月8日:1日でかなり伸びてます!
- 🍃 2025年10月14日:本葉が生え始めました!
- ✂️ 2025年11月4日:1回目の間引き
- 🌿 2025年11月24日:2回目の間引き
- 🍂 2025年12月8日:ぼかし堆肥で追肥
- 🍃 2025年12月22日:葉は茂ったが、株元はまだ細い
- 🥕 2026年2月4日:株元にオレンジ色の肩が見えた
- 🎉 2026年2月26日:初収穫
- 🍳 収穫したにんじんと葉を食べる
- 📏 2026年3月末と4月6日:初収穫のあとも採りました
- まとめ
こんにちは、wandです!
今回は、家庭菜園で「にんじん」を育ててみることにしました。
品種は トーホクの『紅かおり』。色鮮やかで甘みが強く、香りもよい品種として紹介されています。
トーホク あま~いニンジン 紅かおり
家庭菜園では少し難易度が高いとされる「にんじん」ですが、発芽率を上げる工夫をしながら、マンションのベランダ菜園で挑戦しました。
種をまいたのが2025年10月4日、最初に採れたのが2026年2月26日。
にんじんは土の中で育つので、抜いてみるまでどうなっているか分かりません。
発芽の工夫から間引き・追肥・収穫、そして根も葉も食べるまでを写真でたどります。
🔰にんじんの発芽と育成の基本
タキイのニンジン栽培マニュアル | 野菜栽培マニュアル | 調べる | タキイ種苗株式会社野菜のタネの発芽から育苗、植え付け準備、施肥のコツや収穫までの手順をご説明しています。野菜作りの主な作業はこちらをご覧ください。にんじんの発芽適温は 15〜25℃。真夏の高温や真冬の寒さでは芽が出にくいため、まきどきが限られます。
タキイのマニュアルが播種の目安に挙げているのは、夏まき(その土地の平均気温が18〜20℃になる時期の50日前ころ)と、春まき(露地では平均気温が10℃になったころ)の2つです。
今回まいたのは2025年10月4日。目安より遅い種まきです。
❄️ 2025年9月20日~:種子の「休眠打破」
にんじん栽培は発芽が最も難しいといわれます。
そこで今回は、近所のお兄さんから教わった「休眠打破(低温処理)」という方法を試してみます。
一定期間低温にさらすことで、種子内の発芽抑制物質が分解され、発芽が促されます。
まずはタッパーに水を張り、種を一晩漬けます。
これにより、種が水分を吸って発芽準備が整いやすくなります。

翌日、湿らせたキッチンペーパーを敷いた容器に、前日に漬けた種を並べます。

この状態で 冷蔵庫の野菜室(約3〜8℃)に保管します。

約10日間ほど、根が1~2mm程度出るまで待ちます。
乾燥させないように注意!
👀 2025年10月2日:ついに根が出ました!

10日ほどで、種の一部から 1mmほどの白い根 が出てきました。
この状態まで来たら、いよいよ植え付けです!
2025年10月4日:植え付け
植え付け1~2ヶ月前くらいから計画的に土づくりをしておきます。
にんじんは直根性で、根がまっすぐ伸びるためにはやわらかく深い土が欠かせません。
土の準備
60号のプランターに、水はけをよくするための鉢底石を敷きます。ネット入りのものが便利です!
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土は、夏にミニトマト(ナス科) を栽培したものを再生して利用しました。
ミニトマト栽培記|種から・苗からの育ち方を比較しました!(2025)マンションのベランダでミニトマト3品種を育てました。種から・苗からの成長記録を日付順に並べ、生長の違いや病害虫・根腐れ対策もお届けします。
集合住宅でもできる!牛ふん堆肥で土を再生牛ふん堆肥と腐葉土でふかふかの再生土づくり。臭いの心配もなし!
土の再生時に使用した牛ふん堆肥に石灰が入っているので、苦土石灰は控えておきました。
植え付けの2週間前には「8-8-8」の化成肥料を少量混ぜ込んでおきます。
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播種手順

湿らせた土に深さ1cmほどのすじを2本作り、すじまきを行いました。
発芽まで乾燥させてはいけないため、腐葉土で厚さ1cm程度の「お布団」をかけ、湿度の高い状態を保ちます。

にんじんの種は発芽に光を必要とするため、深く埋まりすぎないようにしましょう!
🌱 2025年10月7日:発芽!


ついに、にょきっと小さな芽が顔を出しました!
🌞 2025年10月8日:1日でかなり伸びてます!
冷蔵庫での休眠打破が効いたのか、発芽率は上々です。
わずか1日で緑が濃くなってきました。

🍃 2025年10月14日:本葉が生え始めました!


小さな本葉が見えてきました。
✂️ 2025年11月4日:1回目の間引き
すじまきした列は、隣どうしの葉が重なるくらい混み合っていました。
元気に育っているものを抜くのは少しもったいないのですが、このままでは根が太りません。

思い切って混んでいるところを抜き、水をやりました。

にんじんは根だけでなく、葉も食べられます。
2025年11月5日は、ツナと玉ねぎのパスタに葉をのせました。

にんじんはパセリなどと同じくセリ科です。
だからか、葉は香草のような爽やかな風味で、パスタの仕上げにぴったりでした!
🌿 2025年11月24日:2回目の間引き
20日ほどで茎が伸び、株が横に寝るようになりました。
ひょろひょろとしていて、大丈夫だろうかと少し心配になります。

混んでいるところを抜いて、2回目の間引きです。
抜いた株の根は、まだ糸のように細く、にんじんの形にはなっていません。
まいてから51日目。土の中はまだこんなものかと、先の長さを実感しました。

この日の葉も捨てずに、洗って朝食に添えました。
プレートに緑がひと色増えるだけで、朝から気分が上がります。

🍂 2025年12月8日:ぼかし堆肥で追肥
使ったのは、米ぬかとコーヒーかす、牛ふん堆肥で仕込んだ自家製のぼかし堆肥です。
毎日出るコーヒーかすが肥料になって自分のプランターに戻るのは、なかなか気分がいいものです。


このぼかし堆肥の作り方は、こちらの記事にまとめています。
毎日出るコーヒーかすを土に還す!|ぼかし堆肥づくり実践記毎日捨てていたコーヒーかすで、ぼかし堆肥づくりに挑戦。発酵の経過観察からネギでの比較実験までをまとめました。
追肥を終えました。
あとは冬を越して、根が太ってくれるのを待つばかりです。

🍃 2025年12月22日:葉は茂ったが、株元はまだ細い
葉はプランターを覆うまでに茂りました。

一方で株元は、緑色の茎が立っているだけで、太っている様子はありません。

葉はこんなに立派なのに、肝心の根はどうなっているの……?
土の中は見えないので、掘り返したい気持ちをこらえて待つしかありません。
🥕 2026年2月4日:株元にオレンジ色の肩が見えた
年が明けて2月4日。株元をのぞくと、土の上にオレンジ色が見えました。
ようやくにんじんらしい色に出会えて、ほっとした瞬間です。


12月22日の株元には見えなかったオレンジ色です。
葉ばかりに見えていた冬のあいだも、土の中では根が太っていたようです。
🎉 2026年2月26日:初収穫
オレンジ色の肩が見えてから3週間あまり。ついに収穫の日です。
葉の付け根をつかんで、そっと引き抜きました。

種をまいた2025年10月4日から145日、発芽した10月7日からは142日。
長かったぶん、土から出てきたオレンジ色にはぐっと来ました。
ただ、ザルに載せた1本は、色が薄く、形も細めです。
頭の中で思い描いていた太いにんじんとは、少し違いました。

メジャーを当てると、長さは14cmでした。

それでも、この株を生でかじってみると、色が薄いわりに味も香りもしっかり濃いめの「にんじん」でした。
見た目で少ししょげたぶん、これはうれしい驚きです。
細くて色が薄かったのは、まきどきかもしれません。
タキイのマニュアルには、播種から50日ころに肥大期に入り、その肥大適温は18〜21℃で、早まき・遅まきは「肥大悪く、色淡い」とあります。
まいたのが10月4日なので、50日後は11月下旬。そこから先は寒くなる一方の時期でした。
太らせたいなら、もっと早くまく必要がありそうです。
🍳 収穫したにんじんと葉を食べる
収穫したにんじんは、根も葉も余さず料理に使いました。
2月26日の初収穫から4月6日までのあいだも、採っては食べての繰り返しです。
自分で育てたものが食卓に上がるのは、やっぱりうれしいものですね。
2026年3月4日、唐揚げの日は、拍子木切りにしたにんじんと葉を小皿に添えました。

3月6日、鮭と玉ねぎ、しめじのクリームシチューには、刻んだ葉をのせました。
白いシチューに緑がよく映えます。

3月28日は、根と葉をまとめてかき揚げにしました。
衣に混ぜたのは、どちらも自分のプランターから採ったものです。


4月5日のローストポテトにも、刻んだ葉を和えました。

間引いたときの葉も、収穫したあとの葉も、同じように使えて、どれもおいしくいただきました。
根が太るのを待つあいだから葉を食べられるのは、にんじんを育てる楽しみのひとつです。
📏 2026年3月末と4月6日:初収穫のあとも採りました
3月末に採った1本は、メジャーを当てると16cmでした。

2月26日の1本目より2cm長い1本でした。
ただし測ったのは1本ずつなので、時期の差か株の差かまでは分かりません。
4月6日には2本を採りました。

4月6日のあとも、収穫は続きました。
プランターひとつで、ここまで長く食卓に出せるとは思っていませんでした。
まとめ
「家庭菜園では難しい」と聞いていたにんじん。
ベランダのプランター1つで、2025年10月4日にまいた「紅かおり」を2026年2月26日に初めて収穫できました。
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2025年9月20日〜 | 種を冷蔵庫の野菜室で低温処理(休眠打破) |
| 2025年10月4日 | すじまきで種まき |
| 2025年10月7日 | 発芽 |
| 2025年10月14日 | 本葉が生え始める |
| 2025年11月4日 | 1回目の間引き |
| 2025年11月24日 | 2回目の間引き |
| 2025年12月8日 | ぼかし堆肥で追肥 |
| 2025年12月22日 | 葉は茂ったが、株元はまだ細い |
| 2026年2月4日 | 株元にオレンジ色の肩が見えた |
| 2026年2月26日 | 初収穫。播種から145日、長さ14cm |
| 2026年3月末 | 長さ16cmの1本を収穫 |
| 2026年4月6日 | 2本を収穫(このあとも採りました) |
そろえたのは、60号のプランターと鉢底石、土、化成肥料と腐葉土、それに種です。
今回の土は、夏にミニトマトを育てたものを再生して使いました。
休眠打破に使ったのは、冷蔵庫の野菜室です。特別な道具は必要ありませんでした。
追肥には、自分で仕込んだぼかし堆肥を使いました。
いちばん長く感じたのは、葉ばかり茂って根が見えない冬のあいだでした。
それだけに、2月に株元のオレンジ色を見つけたときはうれしかったです。
細くても自分で育てた1本の味は、しっかり記憶に残っています。
ここまで読んでくださったそこのあなたも、まきどきを確かめたうえで、ベランダのプランターをひとつ空けてみませんか。
土の中でにんじんが太るのを待つ数ヶ月は、思っていたよりずっと楽しい時間でした。

wand
「wand」は魔法の杖を意味します。魔法のようにさまざまなものを自分の手で生み出せるようになりたい、そんな思いを込めました。 ハンドメイド、家庭菜園、DIY、プログラミング等、「つくる」をテーマに色々なことをしていきたいと思っています。 Amazonのアソシエイトとして、wand は適格販売により収入を得ています。 GitHub: https://github.com/wand2016