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集合住宅でもできる!牛ふん堆肥で土を再生

2025-05-03

牛ふん堆肥と腐葉土でふかふかの再生土づくり。臭いの心配もなし!

こんにちは、 wand です!

家庭菜園を続けていると、「土ってそのまま使い回せるの?」「使い終わった土ってどうするの?」といった疑問が浮かびますよね。
実は、土はきちんと手をかければ再生して何度も使える資源なんです。

今回は集合住宅でも取り組みやすい「土の再生」について、牛ふん堆肥を活用した方法をご紹介します。

この記事でわかること

  • ✅️ なぜ土の再生が必要なのか
  • ✅️ 集合住宅でできる土の再生方法
  • ✅️ 牛ふん堆肥の匂いって?実際どうなの?
  • ✅️ 土を再生する際の注意点

なぜ土の再生が必要なのか?

野菜や草花を育てたあとの土は、栄養分が減っていたり、排水性・通気性が悪化していたりします。
また、連作障害や病害虫のリスクも高まるため、そのまま使うと植物がうまく育たないことも。
だからこそ、使い終わった土にはひと手間かけて、再生することが大切です。

大根を育てたあとの土
大根を育てたあとの土

それに、自治体によっては土をごみとして回収してもらえないケースもあります。
こういった点からも、土を捨てずに再利用できるのは大きなメリットですね。

牛ふん堆肥と腐葉土でつくる再生土の方法

1. 土を「ふるい」にかけて異物を取り除き、消毒

まず、使い終わった土をふるいにかけて、根や枝、小石などを取り除きます

そして、ふるいにかけた土は、病害虫のリスクを減らすために消毒を行います。
今回は2月(冬)だったため、霜と寒さを利用した自然消毒を選びました。

本来であればビニールシートに広げたいところですが、マンションのベランダでは十分なスペースが取れません。
そこで、ビニール袋に土を入れ、できるだけ薄く広げるよう工夫して対応しました。

ときどきかき混ぜながら、4週間ほど霜と寒さにさらし、消毒を進めていきます。

2. 再生材の混合比と材料

土の消毒が終わったら、いよいよ再生材を混ぜていきます。私が実際に使ったのは以下の材料です。

  • 牛ふん堆肥(有機石灰入り)
  • 腐葉土(バーク入り)
左: 牛ふん堆肥(有機石灰入り)、右: 腐葉土(バーク入り)
左: 牛ふん堆肥(有機石灰入り)、右: 腐葉土(バーク入り)

「花ごころ園芸レシピ」と近所のお兄さんのアドバイスを参考に、以下の比率で混ぜました:

材料

比率

もとの土

10

牛ふん堆肥(有機石灰入り)

1

腐葉土(バーク入り)

1

庭植えでも鉢植えでも、花ごころの『牛ふん』でふっかふかの土に! | 花ごころメディア | 花ごころ

混ぜ終わると、こんなふうにふかふかの土になります!

牛ふん堆肥が土に馴染むまで、2週間ほど寝かせましょう。

この工程を含めると、全体でおよそ6週間かかることになります。

植え付け予定日から逆算して、早めに準備を始めておくのがポイントです!

気になる?牛ふん堆肥の匂いについて

名前を聞いて「えっ、臭くないの…?」と心配になるかもしれませんが、市販の牛ふん堆肥はしっかり発酵・熟成されていれば、まったく嫌な匂いはしません

むしろ、袋を開けた瞬間に感じたのは「ふかふかの土のようないい匂い」。
ホームセンターの屋外で感じるような強い匂いを想像していたので、拍子抜けするほどでした。

「完熟」のものであれば臭くないみたいです!

注意点:土のかさ増しにご用心!

考えてみれば当たり前なのですが、再生材を混ぜることで、元の土よりもかさが増えます。

プランター2杯分の土を再生したら、なんと3杯近い再生土が出来上がってしまい、プランターからあふれる結果に(笑)。

スペースが潤沢にある場合はよいですが、限られたスペースで園芸や家庭菜園を楽しむ人はご注意ください。

おわりに|再生した土で、また育てる喜びを

集合住宅でもできる土の再生は、エコでコストパフォーマンスもよく、何より「またこの土で野菜が育つかも」と思うとワクワクします。
この再生土で育てたミニトマトの様子も記事にまとめています。実際の使用例が気になりましたらぜひご覧ください!

【随時更新】ミニトマト栽培記|種&苗で育ち方を比較!(2025春)

今後は新しく土を買うことはせず、再生した土で野菜を育てて様子をお届けしていく予定です。お楽しみに!


wand

「wand」は魔法の杖を意味します。魔法のようにさまざまなものを自分の手で生み出せるようになりたい、そんな思いを込めました。 ハンドメイド、家庭菜園、DIY、プログラミング等、「つくる」をテーマに色々なことをしていきたいと思っています。 Amazonのアソシエイトとして、wand は適格販売により収入を得ています。 GitHub: https://github.com/wand2016