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【随時更新】てんさい糖で仕込む梅シロップ作り(2025)|コクのあるやさしい甘さを目指して

2025-06-142025-06-15

腐敗や発酵を防ぐための工夫も紹介。経過観察も写真つきで記録中。

こんにちは、 wand です!

日本の初夏の楽しみといえば梅仕事! 今年は梅シロップ作りに挑戦します。
あえて白砂糖ではなくてんさい糖(甜菜糖)を使うことで、コクのあるやさしい甘さに仕上げたいと思っています。

この記事では、以下をまとめました👇️

  • ✅️ てんさい糖で仕込む梅シロップ作りの手順
  • 💡 雑菌・腐敗を防ぐためのポイント
  • 📷️ 日々の経過観察(写真つき)

これから梅仕事に挑戦したい方や、てんさい糖で仕込んでみたい方の参考になれば嬉しいです✨️

用意したもの

材料

材料

分量

備考

青梅

1.2 kg

てんさい糖

1.2 kg

米酢

60mL

「呼び水」として使用

道具

備考

保存瓶

4Lサイズを使用。もう1段小さくてもいいかも

消毒用アルコール

保存瓶の殺菌消毒用

ボウル等

梅を水にさらす用

キッチンペーパー

梅の水気をしっかり拭き取るため

爪楊枝

ヘタ取り用

包丁

梅に切り込みを入れて水分を早く出すため

梅シロップ作りのポイント

梅シロップ失敗の原因の多くは「腐敗」「発酵」
これを防ぐには、

  • 雑菌が入らないようにする
  • なるべく早く梅を高濃度の糖液に浸す

ことがとても重要です。
以上を踏まえて、次のような工程で仕込みました。

作り方の手順

✨️ 0. 器具の消毒

使用する保存瓶は洗ったあとアルコールでしっかり消毒して乾かします。
(今回は借り物の保存瓶で耐熱性が不明だったため、熱湯消毒は避けました)

筆者愛用のアルコールスプレーはこちら:

ドーバー パストリーゼ ヘッド付 スプレーボトル 500ml

🍏 1. 青梅の下処理

青梅を水にさらす

青梅を2〜3時間水にさらしてアク抜きします。
その後、キッチンペーパーで水気を丁寧に拭き取りヘタを爪楊枝で取り除きます

梅のヘタを爪楊枝で取り除く
梅干しを作ったときの「黄梅」の写真しか残ってませんでした😂

青梅には毒があるので、触った手で目をこすったり口に入れたりしないよう注意!

🔪 2. 梅に切り込みを入れる

梅酒などでは爪楊枝で穴を開ける程度でも良いのですが、
梅シロップの場合は包丁で種に届くくらいの切り込みを入れます

青梅に包丁で切り込みを入れる

これにより、梅の水分が早く出やすくなり、早く高濃度の糖液に浸ることで腐敗を防ぎやすくなります。

🫙 3. てんさい糖と青梅を交互に保存瓶に詰める

てんさい糖を底に2ch程度敷いてその上に青梅を3つ置いた

最初にてんさい糖を底に2cm程度敷き、その上に青梅を数個置きます。
その後は、てんさい糖の層、梅の層……と交互に重ねていきます

仕上げはてんさい糖の層でふたをするように。

保存瓶がてんさい糖と梅で満たされた

💧 4. 「呼び水」として米酢を加える

呼び水とは、青梅から水分が出やすくなるよう、少量の液体を加える工程。
真水ではなく、殺菌力のある酢を使うことで、腐敗を防止します。

保存瓶がさらに消毒されることも期待して、内壁を伝わせて注ぐようにしました。

🌀 5. 毎日混ぜる

毎日保存瓶を傾けて中身を動かすことで、糖を早く溶かします。
雑菌の混入を防ぐため、蓋は開けずに混ぜるのがおすすめです。

糖が溶けきるまで1~2ヶ月かかるそうです。

📷️ 経過観察レポート

それでは、日々の様子を写真とともに記録していきます📸

📅 2日目

梅の実の周りが白っぽくなるとともに、水分の層が現れはじめました。
この状態になると、一気に混ざるようになります。

この段階では糖は水分に溶け込んでいるのではなく、混ざり合って濁った状態です。

📅 3日目

溶け残った糖の沈殿と水分が半々といった様子。

📅 4日目

糖の沈殿がさらに半分程度に。

📅 5日目

ほぼ全体が水分になり、溶け残ったてんさい糖の層は1cmほど
いい感じです!

前情報では糖が溶けきるまで1-2ヶ月とのことでしたが、思ったより早くすむかもれません。

まとめ|てんさい糖×梅シロップの魅力

今回は、てんさい糖で作る梅シロップの作り方と、経過観察の記録をお届けしました。

てんさい糖ならではのやさしい甘みが感じられる梅シロップは、炭酸水やかき氷シロップにもぴったり!(のはず!)
これから暑くなる季節、今から楽しみです。

また完成後の様子や、味の感想も追って追記していきます!

参考書籍

今回の梅シロップ作りのベースには、こちらの書籍を参考にしました。

新装版 梅干し 漬け物 保存食

この本では白砂糖を使った基本のレシピが紹介されていますが、
今回はそれをベースにてんさい糖でアレンジしてみました。

ちなみに、手元にある旧版では副題が「娘に伝えたい」だったのですが、
新版では「大切に伝えたい」に変わっていて、時代の変化を感じますね。

家庭の中で脈々と受け継がれてきた梅仕事という知恵
性別や世代に関係なく、こうした季節の文化をこれからも大切に伝えていきたいと思います。


wand

「wand」は魔法の杖を意味します。魔法のようにさまざまなものを自分の手で生み出せるようになりたい、そんな思いを込めました。 ハンドメイド、家庭菜園、DIY、プログラミング等、「つくる」をテーマに色々なことをしていきたいと思っています。 Amazonのアソシエイトとして、wand は適格販売により収入を得ています。 GitHub: https://github.com/wand2016