こんにちは、wandです!
今回は、家庭菜園で「にんじん」を育ててみることにしました。
品種は トーホクの『紅かおり』。名前の通り、色鮮やかで甘みが強く、香りもよい人気の品種です。
家庭菜園では少し難易度が高いとされる「にんじん」ですが、発芽率を上げる工夫をしながら、マンションのベランダ菜園で挑戦してみます。
この記事は【随時更新】で、発芽から収穫までの経過を記録していきます。
🔰にんじんの発芽と育成の基本
にんじんの発芽適温は 15〜25℃。真夏の高温や真冬の寒さでは芽が出にくいため、春まき(3〜4月)か秋まき(9月中旬〜10月上旬)が適期です。
❄️ 9月20日~:種子の「休眠打破」
にんじん栽培は発芽が最も難しいといわれます。
そこで今回は、近所のお兄さんから教わった「休眠打破(低温処理)」という方法を試してみます。
一定期間低温にさらすことで、種子内の発芽抑制物質が分解され、発芽が促されます。
まずはタッパーに水を張り、種を一晩漬けます。
これにより、種が水分を吸って発芽準備が整いやすくなります。

翌日、湿らせたキッチンペーパーを敷いた容器に、前日に漬けた種を並べます。

この状態で 冷蔵庫の野菜室(約3〜8℃)に保管します。

約10日間ほど、根が1~2mm程度出るまで待ちます。
乾燥させないように注意!
👀 10月2日:ついに根が出ました!

10日ほどで、種の一部から 1mmほどの白い根 が出てきました。
この状態まで来たら、いよいよ植え付けです!
10月4日:植え付け
植え付け1~2ヶ月前くらいから計画的に土づくりをしておきます。
にんじんは直根性で、根がまっすぐ伸びるためにはやわらかく深い土が欠かせません。
土の準備
60号のプランターに、水はけをよくするための鉢底石を敷きます。ネット入りのものが便利です!

土は、夏にミニトマト(ナス科) を栽培したものを再生して利用しました。
土の再生時に使用した牛ふん堆肥に石灰が入っているので、苦土石灰は控えておきました。
生育状況を見ながら、マグネシウム(苦土)不足が疑われたら追肥を検討します。
植え付けの2週間前には「8-8-8」の化成肥料を少量混ぜ込んでおきます。

播種手順

湿らせた土に深さ1cmほどのすじを2本作り、すじまきを行いました。
発芽まで乾燥させてはいけないため、腐葉土で厚さ1cm程度の「お布団」をかけ、湿度の高い状態を保ちます。

にんじんの種は発芽に光を必要とするため、深く埋まりすぎないようにしましょう!
🌱 10月7日:発芽!


ついに、にょきっと小さな芽が顔を出しました!
🌞 10月8日:1日でかなり伸びてます!
冷蔵庫での休眠打破が効いたのか、発芽率は上々です。
わずか1日で緑が濃くなってきました。

🍃 10月14日:本葉が生え始めました!


小さな本葉が見えてきました。
このあと、本葉が2〜3枚ずつ生え揃ったら 1回目の間引き を行います。
その後は株間を広げながら、まっすぐな根を目指して育てていく予定です。
🌾 まとめ・今後の展望(随時更新予定)
今回は、にんじんの発芽から本葉展開までを記録しました。
冷蔵庫での低温処理によって発芽率を高めることができたのが大きな成果です。
また、同時進行で 「コーヒー米ぬかぼかし肥料」 も仕込んでいます。
これを追肥に使う予定なので、次回の記事でその作り方を紹介します!
今後は「間引き」「追肥」「収穫」など、順次追記していきます。
にんじん栽培に興味がある方は、ぜひブックマークして続きをご覧ください!

wand
「wand」は魔法の杖を意味します。魔法のようにさまざまなものを自分の手で生み出せるようになりたい、そんな思いを込めました。 ハンドメイド、家庭菜園、DIY、プログラミング等、「つくる」をテーマに色々なことをしていきたいと思っています。 Amazonのアソシエイトとして、wand は適格販売により収入を得ています。 GitHub: https://github.com/wand2016